ハンディターミナルのキホンの「き」!バーコードをうまく読み取るための5つのコツ

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在庫管理や棚卸といった用途で活用されているハンディターミナル。
身近なスーパーやコンビニエンスストアなどの小売店でも、作業効率化のために導入されています。

実際に使用している方もいるのではないでしょうか。

そんな中で、作業中にレーザー光は出ているのに、突然読み取りができなくなったことはありませんか?

「レーザーが出ているのに、どうして読み取れないんだろう?」と、困ってしまいますよね。

実は、ハンディターミナルで安定した読み取りを行うには、ちょっとしたコツがあるのです。

この記事では、ハンディターミナルでうまくバーコード読み取りを行うための、5つのコツについて解説しています。
お悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※なお、「レーザーがまったく出ない」という場合には、ハンディターミナルが故障しているかもしれません。
その際には「ハンディターミナルのレーザー故障事例まとめ!修理はどうすればいい?」をお役立てください。

読み取りのコツ① 定期的にハンディターミナルの清掃をする

ハンディターミナルに汚れやホコリが溜まると、照射に支障をきたし、読み取りしづらくなることがあります。

ハンディターミナルのレーザーは、スキャナ窓から照射されます。

レーザーが出てくる場所なので、ここが汚れていると、レーザーが途切れてしまうことも。

読み取れなくなるリスクを減らすためにも、定期的にハンディターミナルの清掃をしてみてはいかがでしょうか。
全体をやわらかい布で乾拭きして、ハケなどで軽く刷くだけでも、汚れやホコリを落とせますよ。

スキャナ窓は、特に重点的に。
本体も、スキャナ窓にホコリが落ちてこないように清掃しておくとよいでしょう。

読み取りのコツ② バーコードに対して少し傾斜させてレーザーを当てる

バーコードが印字されている面に対して、真正面からレーザーを当てると、読み取りに時間が掛かったり、まったく読み取れなくなったりすることがあります。

この原因は、ハンディターミナルのバーコード読み取りが、を利用して行われているところにあります。

その仕組みを簡単に説明すると、ハンディターミナルは、本体から照射されるレーザー光をバーコード面に当て、その反射光を内部の読み取りセンサで捉えることによって、バーコード読み取りを行っています。

真正面からレーザー光を当てると、ハンディターミナル内部の読み取りセンサに向けてまっすぐに強い反射光が返ってくるため、その光を受け止めきれず、読み取りができなくなってしまうのです。

太陽のような強い光を発するものを直視したあと、目の前がチカチカして視界が悪くなることがありますよね。
それと同じ現象が起こっているというわけなのです。

読み取りを行う際は、バーコード面に対して少し角度をつけると、反射光の跳ね返りが分散されて内部のセンサに入ってくるので、読み取りしやすくなります。

使い始めの際は迷うかもしれませんが、コツを掴めばすぐにバーコードに当てることができるようになりますよ。
作業しながら少しずつ感覚を掴んでいきましょう。

読み取りのコツ③ バーコード面から適切な距離をとって読み取りをする

基本的に、バーコード面に直接ハンディターミナルを付けるのではなく、バーコードと一定の距離をとって読み取りを行います。
バーコードとハンディターミナルとの距離が近すぎても離れすぎていても、読み取りがしづらくなります。

バーコード面から適切な距離をとって、読み取りを行いましょう。

適切な距離は、ハンディターミナルの機種によって異なります。
ハンディターミナルをバーコード面に近づけた状態から少しずつ離していくことで、簡単に適切な距離感を見つけられますよ。

読み取りのコツ④ バーコードが劣化していないか確認する

ハンディターミナルは、擦れや剥がれ等で読み取りづらくなった劣化バーコードも、内部で自動的に補足して読み取りができるような仕組みになっています。

とはいえ、バーコードの劣化状態が悪い場合には、読み取りができないことも。

読み取りにくいバーコードの事例としては、以下のようなものが挙げられます。

どうしても読み取りができない場合、バーコードの下の数字を手入力するという方法で対処できることがあります。
手入力する場合は、間違えないようにゆっくり打ちましょう。

読み取りのコツ⑤ 適切な明るさの作業環境で読み取りを行う

先述のように、ハンディターミナルは光の反射を利用してバーコード読み取りを行います。
そのため、機種にもよりますが、ハンディターミナルのレーザー光よりも明るすぎる直射日光や室内灯の下では、読み取りしづらくなることがあります。

また、意外な理由ですが、自分の影がかぶさって暗くなることで、読み取りができなくなるパターンも。

その際には、直射日光下での作業を避けたり、室内灯の明るさを変えたりして、作業環境を見直してみましょう。

まとめ

ハンディターミナルでうまくバーコード読み取りを行うための5つのコツをご紹介しました。
ちょっとした工夫で読み取りやすくなり、結果的に作業効率も向上させてくれますよ。

慣れるまではハンディターミナルの扱いに戸惑うこともあるかと思いますが、ぜひ今回ご紹介したコツを意識して取り組んでみてくださいね。

また、どうしても読み取りができないとお困りの方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
関連:ハンディターミナルが故障?と思った時にする7つのトラブル自己診断

最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた次の記事でお会いしましょう!




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