ハンディターミナルの運用に欠かせない「充電台」ですが、生産終了品や人気製品など、ものによってはほしい時に入手しづらいこともありますよね。
これって今使っているもの以外は使用できないのでしょうか?
純正品で入手できないとなると、サードパーティ品はあるのかな?と考える方もいるかもしれません。しかし、あるにせよ無いにせよ、そういった外部製品は動作不良が起こりやすいのが懸念点です。
できればメーカー純正品で、互換性のある機器があればベストですよね。
今回はそのようなお悩みにお応えすべく、メーカー純正充電台全タイプと、それぞれの互換性について、徹底解説します。
互換品を選ぶ際の注意点についても説明していますので、ぜひ最後までお読みいただき、ご自身に合った機器選びにお役立ていただけますと幸いです。
充電台にはどのようなタイプがある?
あまり知られていないのですが、メーカー純正品の充電台は、ハンディターミナル1機種に対し数種類存在しています。
互換性について気になるところではありますが、まずは充電台の種類を把握していきましょう。
充電・通信兼用タイプ(クレードル)
ハンディターミナルは、バーコード等を読み取って収集したデータをPC等に連携することで、データの利用や解析が可能になります。
無線LANやBluetoothに対応しているハンディターミナルであれば、ワイヤレス環境下で自動的にPC等との通信を行いますが、無線非対応機種の場合は、PCとハンディターミナルとを接続して手動で通信を行わなければなりません。
その際に必須になるのが「充電・通信兼用タイプ」の充電台です。
このタイプの充電台は、一般的に「クレードル」と呼ばれており、1台につき1台のハンディターミナルを通信・充電できます。
クレードルは、おもにUSBタイプとLANタイプが中心ですが、機種によってはRS-232C(シリアルケーブル)タイプも存在し、お手持ちのケーブルに合わせて選択できます。
ケーブルポートとACアダプタの差込口が搭載されていますので、これ1台で通信と充電どちらも可能なのが兼用タイプの「クレードル」なのです。
充電専用タイプ
ハンディターミナルの充電のみが可能なのが、「充電専用タイプ」です。
先に解説した「クレードル」は、種類としてはハンディターミナルが1台だけ充電できるタイプのみの展開でしたが、「充電専用タイプ」はそれに加えて『複数台同時に充電できるタイプ』、『充電池のみを充電できるタイプ』が存在しています。
ハンディターミナルをたくさん使っている場合、1台の充電台で複数の機器や電池を充電できるタイプは便利ですよね。
こちらは、クレードルに備わっていた「通信」の機能は持ち合わせていません。
ですがその分、多様な形状が存在するため、ニーズに合わせて選択の幅が広がります。
純正品だけでも、たいへん多様な製品が存在することがわかりました。
これだけあれば、今使っている製品との互換性がある機器を見つけられそうですね。
では、この中からお使いのハンディターミナルに合う充電台を適当に選べば、互換品として使えるのでしょうか。
ここが最も気になるところですよね。
充電台の互換性はあるの?
充電台の互換性は、お使いのハンディターミナルのタイプと、充電台の使用目的によって変わってきます。
現状、有線タイプのハンディターミナルを利用している場合は、PC等との連携において通信機能が必須となるため、充電・通信兼用タイプの「クレードル」に、基本的には限定されます。
ただし、USBやLAN、RS-232Cといった通信タイプに関しては、対応しているケーブルさえ用意できれば互換品として使用することが可能です。
また、有線タイプのハンディターミナルの充電台事情として、クレードルと充電専用の充電台を組み合わせて使用することもあるようです。
使用しているハンディターミナルの数が多いと、1台しか充電できないクレードルは少し不便ですよね。
そこで、クレードルはデータ通信用に数台を使いまわして、充電用に複数のハンディターミナルや充電池を差し込める充電台を利用するわけです。
うまく使い分けて、効率的に充電台を活用しましょう。
また、無線タイプのハンディターミナルを利用している場合は、データの送受信はワイヤレスで可能なため、基本的には充電さえできれば問題ないですよね。
そのようなケースでは、通信タイプを気にせず互換品として利用できます。
また、無線タイプのハンディターミナルを使っている場合でも、職場環境や用途に応じてクレードルを用いた通信手段をとっている方もいるかもしれません。
そのような場合において互換品を入手したい場合には、クレードルに絞って探すようにしましょう。
ここで例として、KEYENCE(キーエンス)製のBT-1000シリーズに対応している充電台と、ハンディターミナルの通信タイプに応じた互換性の有無を表にまとめてみました。
〇 | 〇 | 〇 | △ (充電専用機としてなら〇) | △ (充電専用機としてなら〇) | |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
BT-1000シリーズには、全部で5種類の充電台が存在し、互換性はハンディターミナルの通信タイプによって若干異なることがわかりましたね。
BT-1000シリーズのハンディターミナルを使用している方なら、この表を見ながらご自身のニーズに照らし合わせて、すぐにでも適切な機器を選べそうです。
では、BT-1000シリーズ以外のハンディターミナルをお使いの場合は、どうすれば最適な互換充電台を失敗なく導入できるのでしょうか。
最適な充電台選びはプロに相談で失敗知らず
多様な製品の中から、ご自身のハンディターミナルに適した互換品を探すのは、残念ながらハンディターミナルに関する知識が十分にないと難しいと思われます。
というのも、対応している充電台の種類は、メーカーや機種によって異なるのです。
あなたがお使いのハンディターミナルが、例にあげたBT-1000シリーズのように、複数種類の充電台に対応していない場合もあります。
ぴったりのものが知りたい!という方は、専門知識を持ったプロに相談するのが確実でしょう。
例えば、当ブログを運営する中古ハンディターミナル専門店の「ハンディ屋」では、プロの専門スタッフがしっかりとヒアリングしたうえで、互換品も含めて最適な提案をしております。
ハンディターミナルの充電台選びでお困りの際は、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
お手持ちのハンディターミナルや、会社の環境に適した機器を導入して、快適にお仕事に励みたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
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