スマートフォンやノートPCといったデバイスを長年使い続けていると、背面が膨らんで浮いてくるといった現象を経験する方もおられるのではないでしょうか。
このような現象の原因としては、バッテリーの劣化が考えられます。
正常な状態よりも充電の減りが早い、非常に高温になるといった症状がみられ、作業に支障をきたすことも。
ハンディターミナルで使用しているバッテリーでも、同様のことが起こりえます。
一日中ハンディターミナルを使用することもある中で、充電の減りが早い(業務終了までもたない)、持ちにくくなるほどバッテリーが膨らむ・高温になるなどといった症状があっては困りますよね。
そのような場合、多くのハンディターミナルメーカーでは、メーカー純正の新品電池に買い替えることが推奨されています。
しかし、メーカー純正品は高額であるというデメリットも。
まとめていくつか入手したい場合、なかなか手が出しづらいこともありますよね。
今回は、中古電池をリフレッシュして再利用する「リセル電池」をご紹介します。
ハンディターミナルの電池事情でお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
<関連>ハンディターミナルの充電池は価格と安全性どちらで選ぶ?
目次
そもそも「リセル電池」とは?
リセル電池とは、バッテリーパック内のセルを新品と交換した電池のことを指します。
セルとは、バッテリーパック内で蓄電・放電を行う部分であり、充電を繰り返すことで徐々に劣化してしまうのです。
そこで、劣化したセルを新品のセルと交換することで、新品同様のパワーを取り戻すことができます。
リセル電池は、このセル部分「のみ」を交換し、バッテリーパックの外装や端子部分のパーツはそのまま流用して製造されます。
リセル電池を利用するメリット
新品に近い状態に復活する
リセル電池の最大のメリットは、充電池が新品同様の状態に復活することでしょう。
それだけではなく、セル交換前よりも電池容量がアップする場合もあるというので驚きです。
純正メーカーで製造終了となったバッテリーパックでも、リセルを使用することで継続的に使用できるようになり、お手元のハンディターミナルをフル活用できるでしょう。
コストを抑えられる
冒頭でも述べたように、ハンディターミナルメーカーが推奨するメーカー純正品の電池は、ひとつ一万円程度と高額であるという懸念点があります。
一方でリセル電池の場合、新品価格の40~60%程度の価格で入手できます*。
*ピピっとわかる!ハンディターミナルブログ編集部調べ
まるで新品のような製品が、これだけお安く入手できるのは嬉しいですよね。
環境にやさしい
リセル電池は、内部のセルだけを新品に交換し、電池パック自体は同じものを使い続ける循環型システムを採用しています。
交換した古いセルもリサイクルすることが一般的ですので、廃棄物とCO2削減につながることから「環境にやさしい製品」だと言えるでしょう。
エコが叫ばれている時代だからこそ、積極的に活用していきたいですね。
リセル電池のデメリット
外見にキズや汚れが残る
先述の通り、リセル電池は内部のセルのみを交換するもので、バッテリーパックの外装自体は再利用する仕組みとなっています。
リセル前からのキズや汚れはそのまま残るので、例えば「エンドユーザー向けに美品のバッテリーを販売したい」という方にとっては不向きだと言えます。
社内のハンディターミナル用で、外見は重視しないのであれば、機能性とコストパフォーマンスに優れた製品と言えるでしょう。
納品まで時間が掛かることがある
リセル電池の製造は、リセル職人が一点一点手作業で行っているため、納品に時間が掛かる傾向にあります。
リセルに出している期間は電池を使用できないので、もしも電池が不足しているということであれば、何回かに分けてリセル依頼をするなどの工夫をするとよいでしょう。
安全性はいかに?
リセル電池の安全性も気になるところです。
近年では、2016年に中国製の電池を使用していたサムスンのスマートフォンが爆発する事件があったりと、電池ひとつとしても気が抜けません。
リセル業者もさまざま存在します。
中には個人でセル交換したものを格安で販売しているケースもありますが、ノウハウのない作業者による製品は安全とは言いにくいでしょう。
そこで、自分でリセル業者を探すには、より安全性に配慮している業者を探す必要があります。
信頼性の高いリセル電池には、以下のような品質基準があります。
リセル業者を探す場合には、これらの基準を遵守している業者を選ぶとよいでしょう。
・日本製充電池をベースにしている
・ベース充電池に劣化した箇所がある場合はリセルしない
・日本国内で熟練した専門の技術者が安全性に配慮している
・1点ずつシリアルナンバーがある
・Recell in Japanの記載がある<引用>
ハンディターミナルの充電池は価格と安全性どちらで選ぶ?
リセル電池は信頼できる業者から購入しましょう
今回は、ハンディターミナルの「リセル電池」をご紹介しました。
低コストで導入でき、まるで新品のような機能性を取り戻せるリセル電池。
バッテリーはリサイクルでき、環境にもやさしいので活用していきたいところです。
リセル電池のデメリットは、キズや汚れが残る点と納品の遅れが起こりうる点です。
また、リセル電池を扱っている業者は多種多様存在するため、安全性に配慮している業者に依頼するとよいでしょう。
中古ハンディターミナル専門業者のハンディ屋でも、ハンディターミナル用のリセル電池を取り扱っています。
ハンディ屋で取り扱っているリセル電池は、すべて日本製で、「Recell in Japan」の記載があるため、安心して使用できます。
【ハンディ屋取り扱いのリセル電池】
KEYENCEやDENSO WAVEといった、主要ハンディターミナルメーカーの製品に対応したリセル電池を取り揃えていますので、ハンディターミナルで用いる電池をお探しの方はぜひ利用してみてくださいね!
リセル電池も取り扱っている「ハンディ屋」
「ハンディ屋」でリセル電池を購入する方法
①「ハンディターミナル型番検索」に使用しているハンディターミナルの型番を入力し、商品ページへ
※該当機種の取り扱いがない場合もあります
②商品ページ下部にリセル電池がありますので、「カートに入れる」をクリックして購入手続きをしましょう
※リセル電池の取り扱いがない機種もあります
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