ハンディターミナル用の「システム」とは?役割や導入方法を徹底解説!

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在庫管理や入出荷管理、棚卸などさまざまなシーンで活用されるハンディターミナル。商品や製品に割り振られているバーコードをスキャンすることで、商品情報を収集できる利便性から、近年では物流や製造、小売、電気、水道など、幅広い業界で利用されています。

皆さんは、ハンディターミナルを活用するにあたって、ハンディターミナル本体以外にも必要不可欠なモノがあることはご存じでしょうか。

それは、「ハンディターミナル用のシステム」です。
ほかにも「プログラム」や「アプリケーション」とも呼ばれていますが、本記事では以降「システム」で統一します。

システムが無いことには、せっかくハンディターミナルを導入しても、その能力の1/10も発揮しないでしょう。

では「システム」とは一体なんなのでしょうか。その役割とは?どのようにすれば導入できるのでしょうか?

今回は、ハンディターミナルのシステムについて解説していきます。
導入でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

そもそもハンディターミナルとは?

ハンディターミナルとは、片手で持てる程度の大きさで携帯性に優れたデータ収集用の端末を指します。コンビニの店員さんや、宅配の配達員さんが手にしているのを見かけたことがあるのではないでしょうか。

ハンディターミナルは、バーコードや2次元コード(QRコード)の読み取りに対応しており、在庫管理業務や入出荷管理、棚卸の効率化には必須ともいわれている機器です。

近年では文字(英字・数字)やRFIDに対応している製品、Android搭載で拡張性に優れた製品も各種登場しており、今後の展開にもますます期待されています。
<関連>初心者も5分でわかる!ハンディターミナルとは?

ハンディターミナルのシステムとは?

利便性が高くさまざまなシーンで活用されているハンディターミナルですが、実はその本体だけではほとんど利用することができません。

ハンディターミナル本体にはバーコードや二次元コード(QRコード)を読み取る機能が搭載されているものの、スキャンした商品データを蓄積する、PCなどの上位システムに送信するといった、通常業務で活用する機能のほとんどは未搭載なのです。

その機能を担うのが、冒頭でもご紹介した「ハンディターミナル用システム」です。

在庫管理をしたいなら「在庫管理システム」、棚卸に特化したいなら「棚卸システム」など、目的に合ったシステムをハンディターミナルにインストールすることで、ハンディターミナル本体に搭載されている精密なバーコード読み取り機能とともに、最大限の活用ができるといった仕組みとなっています。

例えるならば、ハンディターミナル本体は人間でいうところの「体」で、システムは体を動かすために命令を出す「脳」の役割を担っていると言えるでしょう。

システムを導入するにはどうすればいい?

さて、ハンディターミナルに必要不可欠な「ハンディターミナルシステム」ですが、基本的にハンディターミナル本体とシステムは別売であるため、ハンディターミナルの導入と同時にシステムについても検討しなければなりません。

「ハンディターミナルとシステムの関係はわかったけど、導入するにはどうすればいいの?」

と疑問に思う方もいるかと思いますので、ハンディターミナルシステムを入手する方法を3つご紹介していきます。

方法1:パッケージシステムを購入する

ハンディターミナルシステムを開発しているシステム会社から、パッケージシステムを購入するという方法です。

パッケージシステムとは、既に出来上がっているシステムのことを指します。比較的安価であり、製品要件にあった環境さえ整えれば、すぐに導入・運用を開始できる点がメリットです。

しかしながら、事前にしっかりと検討せずになんとなく決めてしまうと、自社の業務に合わない、カスタマイズ費用がかさんで予算オーバーしてしまう、などのリスクもありますので、パッケージシステムを導入する際には入念な下調べ・調査を行うべきでしょう。

方法2:システム会社に開発を依頼する

既製品のハンディターミナルシステムの中で探してみると、微妙に自社のニーズから外れている、これだ!という製品が見つからない…。そのようなときには、システム会社に最適なシステムの開発を依頼するという方法もあります。

パッケージシステムとは異なり、機能から見た目、操作性など、ひとつひとつ打ち合わせを重ね、自社のニーズに沿ってカスタマイズした独自のシステムを導入できます。また、将来的な拡張性を見据えた開発ができることもメリットでしょう。

独自開発ということで、パッケージシステムを購入するよりもコストがかさむという懸念もありますが、自社に最適なシステムを導入することは作業効率化において重要なことですので、パッケージシステムのなかにピンと来るものが無かった方は、検討してみましょう。

方法3:自社でシステム開発を行う

自社でエンジニアを抱え、ハンディターミナルシステムの開発までを社内で行う方法です。

システムを0から開発するには、システムのデザインや機能など、決めなければならないことがたくさんあります。数多くのことを確認しながら進めていく中では、同じ社内で働くエンジニアがいたほうがコミュニケーションも取りやすいでしょう。また、作業中に生じた軽微なエラーに対して、すぐに修正を依頼できるというメリットもあります。

今現在開発ができるエンジニアを雇用していない場合には、雇用に伴う人件費として一時的にコストが発生しますが、システムのアップデートなどで継続的に頼る機会もある場合には結果的に低コストに収まるのではないでしょうか。

システムを選ぶ際に気を付けたいこと

ハンディターミナルシステムを導入する際に、自社のニーズから外れたシステムを選択して失敗しないよう、気を付けておきたい点をまとめました。

ハンディターミナルとの相性を確認する

パッケージシステムを選ぶ際には、お手持ちのハンディターミナルとの相性をしっかり確認しましょう。お手持ちのハンディターミナルに検討中のシステムが対応しているか、システムの内容がハンディターミナルの画面に正しく表示されるか、などなど…。

システム会社によっては、システムの無料デモ体験を提供している会社もありますので、可能な限り導入前に試し、ハンディターミナルとの相性を確認することをおすすめします。

自社に合ったシステムを選ぶ

ハンディターミナルシステムは、業界や業種別に特化したシステムとして開発・販売されているものもあります。たとえば、アパレル業界で在庫管理をしたいと思っているのに、製造業界向きの工数管理システムを導入してしまったら、せっかくのシステムがうまく活用されませんよね。

ハンディターミナルシステムは自社の業務に合った製品を選ぶことが重要です。そのためには、選定する人がシステム会社や社内エンジニアに対してしっかりと現在の状況や問題点を伝える必要があります。

事前に社内で話し合い、問題点などをあぶり出したうえでシステム選びを始めるとよいでしょう。

最適なハンディターミナルシステムを導入して業務効率化を目指しましょう

今回は、「ハンディターミナルシステム」について解説しました。

「ハンディターミナルシステム」は、ハンディターミナルの機能を最大限に活用するために必要不可欠なものです。多くのシステム会社がハンディターミナルシステムを開発/販売しているため、選択に迷うこともあるでしょうが、自社の環境と照らし合わせて検討し、最適なシステムを導入しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!




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